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2026年7月27日開発・エンジニアリング検証時期:2026年4月

AI駆動開発の環境をゼロから作る|Claude Code + GitHub + Vercel(macOS/Windows対応)【AI活用検証vol.127】

AI駆動開発の環境をゼロから作る|Claude Code + GitHub + Vercel(macOS/Windows対応)【AI活用検証vol.127】

AIにコードを書かせるだけなら、ツールを入れれば今日から始められます。しかしそれを本番公開まで安全に運べる状態にするには、いくつかの設定が必要です。

この記事では、環境構築から本番公開・運用までを一続きで解説します。macOSとWindowsの両方の手順を含みます。

この記事の概要

構成

Claude Code + GitHub + Vercel

範囲

環境構築 → リポジトリ保護 → 設計 → CI/CD → 本番公開 → 運用

対応OS

macOS / Windows(差分はSTEP 1のみ

結論:役割を3つに分けて理解する

ツール

役割

Claude Code

AI搭載の開発アシスタント(実装・PR作成まで担う

GitHub

コードの管理・品質チェックの場所

Vercel

本番サイトを公開・運用する場所

開発者のPC
  [Claude Code] ←── AIが実装・PR作成を支援
        ↓ git push
GitHub
  ・コードの保管場所
  ・PRのレビュー・マージ
  ・テスト自動実行 / 脆弱性の自動検知
        ↓ mainにマージ → 自動デプロイ
Vercel
  ・ホスティング
  ・PRごとにプレビューURLを自動生成
  ・カスタムドメイン・SSL自動発行

STEP 1:環境構築

macOSの場合(3つ)

# Node.js v22 の確認(22.x.x と表示されればOK)
node -v

# GitHub CLI
brew install gh
gh auth login

# Claude Code
npm install -g @anthropic-ai/claude-code

Windowsの場合(4つ)

Windowsでは winget(Windows標準のパッケージ管理ツール)を使うのが最も手軽です。macOSのHomebrewに相当し、Windows 10 21H1以降・Windows 11に標準搭載されています。

ターミナルは標準搭載のPowerShellを使います。

winget install Git.Git
winget install OpenJS.NodeJS.LTS
winget install GitHub.cli

Windowsでは Git for Windows のインストールが追加で必要です(macOSには標準で入っています)。

もう1点、重要な注意があります。各インストール後はPowerShellを再起動してからバージョン確認してください。再起動しないとPATHが反映されません。

STEP 2以降はmacOSとWindowsで共通です。

STEP 2:リポジトリを「守る」設定

リポジトリを作っただけでは、誰でも(自分でも)mainブランチに直接pushできてしまいます。安全レールがない状態です。

【危険な状態(設定なし)】
開発者 → main に直接 push → 即座に本番へ反映
         ↑ バグがあっても止まらない

【安全な状態(設定あり)】
開発者 → feature ブランチ → PR 作成 → CI チェック → マージ → 本番へ反映
                                         ↑ ここで問題を検知できる

mainブランチ保護(Rulesets)

設定

意味

Enforcement status

Active

これがDisabledだとルールが一切効かない

Target branches

main

保護対象

Require a pull request

ON

PR経由でないとマージ不可

Require status checks to pass

ON(任意)

CIが通らないとマージ不可

Block force pushes

ON

強制上書き禁止

Enforcement status を Active にするのを忘れないでください。Disabledで作成すると設定が全て無効になります(実際によくあるミスです)。

あわせてDependabotの有効化と、マージ戦略をSquash mergeに統一する設定も行います。

STEP 3:プランモードで設計する

Claude Codeの最大の特徴は「実装前に設計を合意してから動く」プランモードです。

  • 実装方針を複数の選択肢で提示してくれる
  • 「どのアプローチにしますか?」と確認してから実装を始める
  • 設計の記録をファイルに保存する

実際のやりとりは次のような形です。

ユーザー: サービス紹介ページを追加したい

Claude Code: 以下の3点について確認させてください。
  1. ページ構成:シングルページ vs. カテゴリ別複数ページ
  2. デザイン:既存デザインに合わせる vs. 新規デザイン
  3. コンテンツ:静的テキスト vs. CMSで管理

ユーザー: シングルページ、既存デザイン、静的テキスト

Claude Code: 了解です。では実装を開始します...

実装の前に方針を合意するので、「作ってみたら思ってたのと違う」という手戻りが大幅に減ります。

担当範囲の切り分け

Claude Codeが担う

人間が担う(AIが触れない領域)

コードの実装

GitHub・VercelのGUI操作

テストの作成

sudoが必要なOS権限操作

PRの自動作成

最終的なマージの判断

エラーの調査と修正提案

ブラウザ上の設定操作は、AIが代替できない領域として残ります。

STEP 4:CI/CD(任意・推奨)

最初はスキップしても本番公開はできます。ただしリスクを把握したうえで判断してください。

リスク

内容

バグがmainに入る

テストを手動で実行し忘れると気づかない

Dependabot PRの品質が不明

自動作成されたPRが問題ないか確認できない

後から導入が大変

チームが増えると後付けコストが跳ね上がる

導入は最小構成なら1ファイルで済みます。

name: CI
on:
  push:
    branches: [main]
  pull_request:
    branches: [main]

jobs:
  build:
    runs-on: ubuntu-latest
    steps:
      - uses: actions/checkout@v4
      - uses: actions/setup-node@v4
        with:
          node-version: '22'
      - run: npm ci
      - run: npm run test    # テストが通らないとマージ不可
      - run: npm run build   # ビルドが通らないとマージ不可

STEP 5:本番公開

GitHubと連携するだけで、mainへのマージが自動で本番反映になります。

  1. Vercelにアクセス → GitHubでログイン
  2. 「Add New Project」→ リポジトリを選択
  3. フレームワークが自動検出される

あわせて環境変数の設定、PRごとのプレビューデプロイ、カスタムドメインの紐付けを行います。

STEP 6:運用は常にPR経由

# 1. ブランチを作る
# 2. Claude Code で実装
#    → 実装・テストを行い、PRを自動作成
# 3. GitHub でマージ
#    → Vercel が自動でデプロイ

この流れが固定されていれば、AIが実装しても本番が壊れません。保護設定とCIが、間に入って止めてくれます。

よくある質問

Windowsでも同じ手順でできますか?

差分はSTEP 1(環境構築)のみです。Windowsではwingetを使い、Git for Windowsのインストールが追加で必要になります。STEP 2以降は共通です。

ブランチ保護の設定が効きません

Enforcement status が Active になっているか確認してください。Disabledで作成すると設定が全て無効になります。よくあるミスです。

CI/CDは必須ですか?

任意ですが推奨です。スキップしても本番公開はできます。ただしチームが増えてからの後付けはコストが跳ね上がります。

AIに任せられない作業は何ですか?

GitHub・VercelのGUI操作、sudoが必要なOS権限操作、最終的なマージの判断です。ブラウザ上の設定は人間が担当します。

まとめ

  • 役割はClaude Code(実装)/GitHub(管理・品質)/Vercel(公開)の3分担
  • 環境構築のOS差分はSTEP 1のみ。WindowsはwingetとGit for Windowsが追加
  • Windowsはインストール後にターミナルを再起動しないとPATHが反映されない
  • リポジトリ保護のEnforcement statusをActiveにする——Disabledだと全て無効
  • プランモードで実装前に方針を合意すると手戻りが減る
  • GUI操作・OS権限操作・マージ判断は人間の担当として残る
  • CI/CDは任意だが、後付けはコストが跳ね上がる

AIに実装を任せるほど、安全に止める仕組みの価値が上がります。保護設定とCIを先に入れておけば、あとは流れに乗せるだけになります。

株式会社AI棒では、こうしたAI活用の検証を日々行い、企業の開発体制へのAI導入を支援しています。ご相談はお問い合わせフォームから、継続的な伴走支援についてはAI参謀をご覧ください。

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