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2026年7月27日開発・エンジニアリング検証時期:2025年8月

Microsoft ClarityをMCPで繋ぐ|ページURLを渡すだけでユーザーの詰まりを要約させる【AI活用検証vol.9】

Microsoft ClarityをMCPで繋ぐ|ページURLを渡すだけでユーザーの詰まりを要約させる【AI活用検証vol.9】

Microsoft Clarityはヒートマップやセッション記録を無料で使える解析ツールですが、確認するにはダッシュボードにログインする必要があります。「このページ、どこでユーザーが詰まってる?」を知りたいだけのときに、その一手間が挟まります。

先に検証したGA4 MCPと同じ発想で、Clarity MCPサーバーを構築し、チャットからサイト訪問者の挙動データを取得できるようにしました。GA4と同等の利便性が確認できた一方、同じ制約も引き継いでいます。

この検証の概要

検証時期

2025年8月(8/2〜8/8)

使用ツール

Clarity MCP server / Claude Desktop

やりたかったこと

自社サイトのエンゲージメント情報を、ダッシュボードにアクセスせずMCP経由で取得する

結論

チャット経由でのエンゲージメント情報取得に成功。GA4 MCPと同等の利便性を確認し、実用化推奨

できなかったこと

GA4と同様、Google広告との直接連携情報は取得できない

本記事は自社での検証記録です。ログイン工数の削減率などの定量測定は行っていないため、数値は掲載していません。

結論:ページURLを渡すだけで、ユーザーの詰まりが要約される

この検証で最も実用的だったのがこれです。

特定のページURLを指定するだけで、そのページのユーザー行動を要約してくれます。デッドクリック(反応しない箇所へのクリック)のような、改善のヒントになる挙動が言葉で返ってきます。

ヒートマップは視覚的で分かりやすい反面、「で、結局どこが問題なのか」を読み取るには慣れが要ります。そこをAIが言語化してくれるため、解析ツールに不慣れなメンバーでも改善の議論に入れます。

構成

Claude Desktop
    ↓  Clarity MCP server(Microsoft公式)
Microsoft Clarity のデータ
    → 訪問者の挙動・ヒートマップ・セッション情報

技術的なポイントとして、Microsoft公式のMCPサーバーを使うことで安定したデータ連携が可能でした。非公式の実装を挟まずに済むぶん、保守の面でも安心して使えます。

GA4 MCPとの関係

この検証は、先に実施したGA4 MCPの検証と同じ操作感を目指したものです。結果として、GA4 MCPと同等の利便性が確認できました。

ツール

分かること

GA4 MCP

PV・セッション・流入元などの「数」

Clarity MCP

デッドクリックなどページ内の「挙動」

両方を繋いでおくと、「数字が落ちている」から「そのページのどこで詰まっているか」まで、チャットの中で追えるようになります。数と挙動は別のツールに分かれているものですが、入口をAIに寄せると境目が消えます。

制約:広告経由の流入分析には届かない

GA4 MCPと同じ壁がここでも出ました。Google広告との直接連携情報は取得できません。

広告経由の流入がどう振る舞ったかを分析したい場合、この構成では完結しません。広告分析については、別途Google Ads用のソリューションが必要になるというのが今回の整理です。

解析ツール側のMCPを揃えても、広告データだけは別系統として残る。ここは構成を考える際の前提にしておく必要があります。

よくある質問

Clarityの画面を開かなくてよくなるということですか?

日常的な確認については、そのとおりです。ページURLを渡して挙動を要約させる、という使い方であればチャット内で完結します。ヒートマップを実際に目で見て確認したい場面では、ダッシュボードを開くことになります。

GA4 MCPとどちらを先に入れるべきですか?

見たいものによります。アクセス数の推移を追いたいならGA4、ページ内での詰まりを見たいならClarityです。両方入れておくと、数字から挙動まで一続きで追えるようになります。

広告データはどうすればいいですか?

この構成では取得できません。Google Ads用の別のソリューションを併用する必要があります。GA4 MCPでも同じ制約があったため、解析ツール側のMCPだけでは広告分析は完結しない、と考えておくのが安全です。

まとめ

  • Clarity MCPにより、チャット経由でサイト訪問者の挙動データを取得できるようになった
  • ページURLを指定するだけで、デッドクリックなどのユーザー行動を要約してくれる
  • Microsoft公式のMCPサーバーを使うことで、安定したデータ連携が可能
  • GA4 MCPと同等の利便性を確認。ただしGoogle広告との連携情報は取得できないという制約も同じ

解析ツールは入れたきり見なくなりがちですが、確認までの手数を減らすと参照される回数が変わります。今回はその手数を削る検証でした。

株式会社AI棒では、こうしたAI活用の検証を日々行い、企業のデータ活用とAI導入を支援しています。ご相談はお問い合わせフォームから、継続的な伴走支援についてはAI参謀をご覧ください。

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