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2026年7月27日開発・エンジニアリング検証時期:2025年8月

LINEの投稿をExcelに自動蓄積する|Make連携で押さえるべき3つの設計判断【AI活用検証vol.15】

LINEの投稿をExcelに自動蓄積する|Make連携で押さえるべき3つの設計判断【AI活用検証vol.15】

LINE公式アカウントに届いた投稿を、そのままExcelに蓄積したい——問い合わせ管理や日報の回収など、この形のニーズは頻繁に出てきます。

LINE Message APIとMakeを繋いで、LINEへの投稿が数秒でOneDrive上のExcelに追加される一気通貫のフローを構築しました。構築の過程で、メンテナンス性を上げるための設計判断と、自動化が止まりやすい落とし穴が見つかったので共有します。

この検証の概要

検証時期

2025年8月28日

使用ツール

LINE Message API / Make(旧Integromat)/ Microsoft 365 Excel

やりたかったこと

LINE公式アカウントへの投稿を、リアルタイムかつ正確にExcelへ蓄積する

結論

投稿から数秒でOneDrive上のExcelに追加されるフローを構築。汎用パターンとして確立

設計判断

「Parse JSON」モジュールを使わず、Webhookの「サンプルキャプチャ」機能だけで構造化を完結させた

注意点

SharePoint上のExcelは認証問題が起きやすい。OneDrive格納を標準とする

本記事は自社での検証記録です。工数削減の定量測定は行っていないため、数値は掲載していません。

結論:Parse JSONを使わないほうがメンテナンスしやすい

この検証で最も実務的な学びがこれです。

LINEのWebhookから届くデータはJSON形式です。Makeには「Parse JSON」というモジュールがあり、これを挟んで構造化するのが一見すると素直な作りに見えます。

しかし今回は、Parse JSONを使わず、Webhookの「サンプルキャプチャ」機能だけで構造化を完結させる方式を採用しました。理由はメンテナンス性です。モジュールが1つ減るぶん、フローの見通しが良くなり、後から手を入れやすくなります。

構築したフロー

LINE公式アカウント(ユーザーが投稿)
    ↓  Webhook
Make(サンプルキャプチャで構造化)
    ↓
Microsoft 365 Excel(OneDrive上)に行を追加

投稿から数秒でExcelに反映されます。間に自作のサーバーを挟む必要はありません。

手順で外せないポイント:先にテスト投稿する

Makeを扱ううえで重要な手順を、あらためて確認しました。

一度テスト投稿を行って「サンプル取得」をさせないと、下流のモジュールでフィールド(変数)として選択できません。

Makeは実際に届いたデータの構造を見て、そこから選べる変数を組み立てます。つまりデータが一度も流れていない状態では、次のモジュールで何も選べないということです。フローを組む順番として、ここは飛ばせません。

変数は手入力せず「紫チップ」で挿す

もう一つの実務的なコツです。複雑なJSONであっても、Make上の「紫チップ(変数)」を使えば直感的にマッピングできます。

変数名を手で打ち込むと、綴りの間違いや階層の取り違えでエラーになります。手入力を避けることが、そのままエラー防止になります。

つまずいたこと:SharePoint上のExcelは止まりやすい

実運用に向けて重要な発見がこれです。

SharePoint上のExcelファイルを対象にすると、認証問題が発生しやすく、自動化が止まるリスクがあります。

自動化は「止まらないこと」が価値なので、認証まわりで不安定になる構成は避けたいところです。対応として、個人用またはBusiness用のOneDriveに格納されたExcelファイルを標準とする設定に変更しました。

同じMicrosoft 365のExcelでも、どこに置くかで安定性が変わります。ファイルの置き場所は、自動化の設計項目のひとつです。

応用できる範囲

今回作ったものは、抽象化すると「LINEに届いた情報を表に蓄積する仕組み」です。入口と出口を差し替えれば、幅広く応用できます。

  • 問い合わせ内容の一次受けと記録
  • 現場からの日報・報告の回収
  • アンケートや申し込みの受付

次の展開としては、Lステップのようなより高度なLINEマーケティングツールとの連携可能性を検証する予定です。

よくある質問

なぜParse JSONを使わないのですか?

メンテナンス性を高めるためです。Webhookのサンプルキャプチャ機能だけで構造化が完結するため、モジュールを1つ減らせます。フローがシンプルなほど、後から手を入れやすくなります。

Excelはどこに置くべきですか?

OneDrive(個人用またはBusiness用)を推奨します。SharePoint上のファイルは認証問題が発生しやすく、自動化が止まるリスクがあります。

変数が選択できません

一度テスト投稿を行って、Webhookに「サンプル取得」をさせてください。データが流れていない状態では、下流のモジュールでフィールドを選択できません。Makeを使う際の基本手順です。

どのくらいで反映されますか?

LINEへの投稿から数秒でExcelに追加されます。ただし正確なレイテンシの測定は行っていません。

まとめ

  • LINE Message API × Make × Excel で、投稿から数秒でExcelに蓄積されるフローを構築
  • Parse JSONを使わず、Webhookのサンプルキャプチャだけで構造化。メンテナンス性を優先した判断
  • Makeでは先にテスト投稿してサンプル取得させないと、下流で変数を選べない
  • 変数は手入力せず紫チップでマッピングすることがエラー防止になる
  • SharePointではなくOneDriveにExcelを置く。認証問題で自動化が止まるのを避けるため

自動化は作った直後より、止まらずに回り続けるかどうかで評価が決まります。今回はその観点での設計判断が多く得られた検証でした。

株式会社AI棒では、こうしたAI活用の検証を日々行い、企業の業務自動化を支援しています。ご相談はお問い合わせフォームから、継続的な伴走支援についてはAI参謀をご覧ください。

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